2024年7月~2025年3月にかけて、「延岡Dスクール2024」を開催しました!
延岡Dスクールは、大学でも会社でも通用する、「AI時代に必要な新しいモノをデザインする力」を延岡の子ども達に届けることを目的に慶應義塾大学SFC研究所プラットフォームデザインラボによって提供された新しい学びです。東京学芸大こども未来研究所(大谷忠教授、金子嘉宏教授)ら全国の大学の先生達との共同で実施されました🌟
前半の「論理コミュニケーション」では、7月20日から6回の講座が行われ、慶応義塾大学SFC研究所プラットフォームデザインラボが開発した文章の設計図を基に、自分の意見や根拠を整理しながら繰り返し記述することに取り組み、論理的な文章を書く力を身につけました。この文章の設計図を用いた自分の考えを論理的にまとめ、書くという学びは、延岡市内すべての市立中学校で授業として行われています😊
参加者からのアンケートでは、「小論文の課題が前より解きやすくなった。」「作文を書く時に論コミの手法を使ってみました。これまでより書きやすかったです。」「最初は難しいと思ったけれど、授業を受けて自分がどんどんできるようになった。」など参加者自身も能力向上を実感できたようです👏
後半の「デザインスクール」では、10月5日から10回の講座が行われ、初回には、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科の梅嶋真樹特任教授(以下梅嶋先生)により、延岡市が地域創生に関する連携協定を締結した国内大手IT企業「株式会社インテック」が提供しているスマートホームアプリを教材に、古い常識に依存せず新しいデザインを可能にする思考の持ち方の実践講座が行われました😲
その後、デザインの目的を「災害対策」、デザインの対象を「文章」に絞り、論理コミュニケーションの上級編として、梅嶋先生、一般財団法人SFCフォーラム井上孝志研究員の指導のもと、防災をテーマに自分の意見を文章の設計図にまとめていき、自分の意見の根拠となる文献の検索や、自主的に講師への質問を行うなど積極的に取り組んでいました。 2月には、デザインスクールを受講した学生と梅嶋先生、東京学芸大こども未来研究所の大谷忠教授、金子嘉宏教授との意見交換会が行われました。
最終回では、「デザインスクール」でまとめた自分の設計図を持って、読谷山洋司延岡市長も同席の上、避難所を楽しい場所にするためのアイデアや、避難所について楽しみながら学ぶ機会の創出など自らデザインした意見を発表し、市長とも積極的に意見交換を行いました!
市長からは「皆さんの意見は、思いつきではなく、根拠があり説得力がある。早速実行に向けて検討していきたい。」とのコメントがありました🌟
初めはとても緊張していた参加者でしたが、最終回の発表を終えた後は安堵の表情と達成感に満ちあふれていました👏
参加者からは、「学校で行った時よりも圧倒的に書けるようになっていた。」とのコメントがあり、とても充実した時間となったようです。
ご参加いただいた皆さんが真面目に学び、一生懸命に取り組んでいる姿が本当に印象的でした。
参加してくださり本当にありがとうございました!今回学んだことを活かして、今後の学習能力の向上につながることを期待しています❤
※「梅嶋先生の肩書は2025年2月28日時点のものです」


